説明をいただきまず多田町長さんの姿勢に感心しました。大震災4日目の14日に第三セクターの住田住宅産業の社長さんに「100戸の仮設住宅を造って欲しい」と要請したそうです。実は直前に木造の仮設住宅の設計が出来上がっていたといいます。それは、「仮設住宅と言えばみんな大手のプレハブ住宅会社が請け負う。林業日本一をめざす住田町としては安くて良いものができることを示したかった」とのことです。こうして出来上がったばかりの設計図を用い、最終的には町の一般財源3億1900万円を投じて、建築確認のいらない9坪以下、プライバシーを考えすべて一戸建ての仮設93戸を建設。町長さんは「周辺の人たちが苦しんでいるのに金を惜しんではいられない」と話していたそうです。ちなみに住田町の財政規模は40億円台とのことです。
仮設住宅の材料はすべて町内の気仙杉。天井が無いため解放感がありました。私たちがそれ以上に感心したのは町営住宅が立派なこと。「芸術品」の感がありました。それでは住田町の仮設住宅と町営住宅を紹介します。
下有住(住田町の中心地から遠野より)仮設住宅は旧下有住小中学校の校庭に造られていました。
下有住かせ住宅の景観
「前総理と一字違いの菅野直人です」と自己紹介された住田町の建設課長補佐さん。一級建築士の資格をお持ちです。お顔に人柄がにじみ出ています。
登米尋常高等小学校を想起させられた独身者用町営住宅。
次は世帯用町営住宅。二階建てです。芸術品です。
川向うにもたくさんの町営住宅が…。白壁の建物がそうです。
同町の日本共産党佐々木春一町議が午前9時30分から午後2時まで視察に付き合ってくれました。感謝、感謝です。
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