2011年12月23日金曜日

日本共産党市議団、雨水排水路・ポンプ場等を現況調査

日本共産党多賀城市議団は、12月6、7両日、市内雨水路やポンプ場の現地調査を行いました。また藤原益栄市議は、12日午後3時から独自に仙台市中野雨水排水ポンプ場の視察を行いました。この視察で、桜木2丁目や栄地区の被害が拡大したのは、①本来流入するはずがない多賀城西部地区の雨水が大量に流入したこと、②桜木2丁目の水門が閉められており、雨水がこの地域に集中したこと等が明らかになりました。


(左写真説明)海老鉄鋼の裏。向こうから流れてくるのは高橋地区からの雨水。本来であればこの水路の手前の側面はふさがれており、高橋方面からの雨水はすべて仙台市中野ポンプ場に流れることになっていた。ところがこのような状況になっており、水位が旧八幡幹線の低位まで達すると、桜木(手前)方面に流出するようになっていた。


(左写真説明)仙台臨海鉄道と旧八幡幹線との交差部分。この部分も桜木側の側面が解放されており、水位が旧八幡幹線の低位に達すると桜木方面に流出するようになっていた。





(左写真説明)高橋地区の雨水を排出する高橋雨水幹線とそれ以外の臨海鉄道から西の雨水を排出する六貫田雨水幹線は、ともに仙台市中野ポンプ場に排出することになっています。県道塩釜亘理線(臨港道路)を西に走っていくと信号がある交差点の右手に大きな建物が見えてきます。それが仙台市中野ポンプ場です。通常は無人で扇町の管理センターで遠隔操作をしています。




12日の藤原市議の調査では、西部地域の雨水が集中するはずの仙台市中野ポンプ場に想定通り雨水が流入していないことが明らかになりました。水位が既存水路にまで達すると桜木方面に流れるようになっていたのですから当然の帰結です。また市は、西部地域の雨水を桜木方面に流すようにしていたことについて「中野ポンプ場がまだ完成していないので…」と弁解していますが、この判断がいかに誤っていたか明らかになりました。


以上の調査をふまえ日本共産党藤原益栄市議は以下の事項につき緊急に対策をとるよう12月13日の一般質問で求めました。
①中央ポンプ場にただちにポンプを増設すること、仙石線高架化にあわせ線路下を整備すること。②西部地区の雨水が桜木地域に流入しないよう、直ちに水路の改修をおこなうこと。
③桜木2丁目の雨水排水路をいかし、砂押川に放流する措置をとること。

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