今日1月21日は大寒で、1年の中で最も寒い時期に入る。多賀城も朝からみぞれが降っており、日中でも気温があがらない。
だが昨夜おこなわれた電機連合ソニー労働組合多賀城支部の旗びらきは、嵐に成長する若い組合員たちに胸を熱くさせられ、労働運動の先輩方の話には勉強させられる充実した内容だった。実は2市3町議長会の研修会があり、副議長でもあるため意見交換会に参加する予定であったが、民医連の彦坂直道先生が急逝されたため、急きょ利府町から多賀城に帰ることになった。弔問と打ち合わせ後の参加となったために、旗びらきには1時間遅れの7時頃の参加となった。
ソニー労組の大先輩のお話。「ソニー労働組合に第二組合が作られ、第一組合は少数になった。だが、わが労組は解放された組合であり、パートの首切り問題等も積極的に取り組み撤回させるなどの成果を勝ち取ってきた。今回若い期間社員のみなさんが組合に入り頑張っているが、ソニー労組の伝統が脈々と生きている」。
鈴木新県労連議長のお話「これまでの労働争議で(宮教大名誉教授の)伊藤博義先生に支援をいただいて負けたことがない。今度も必ず勝てる」
当初22名だったが、7名が正社員として再就職し、現在たたかっている若い組合員たちは15名。「私は口下手で…」などと言いながら全員がひとことずつ話した。しかし、実に堂々たるもので明るく生き生きしている。「これは自分の生活のためだけのたたかいではない。非正規だからと人間をこんなに軽く扱って良いのか。こんな社会で良いのか…。正規社員が当たり前の社会をつくるという全国の若い人たちと連帯した大義のあるたたかいだ」「いろいろジグザグはあると思う。しかし、正義のたたかいは必ず勝つ、その信念で頑張っています」
私の大学入学は1975年だが、その年暮れから日本共産党への攻撃が激しくなり、選挙でも苦しい時期が続いた。その時盛んに言われた言葉が「若木は嵐に育つ!」。昨夜は1時間も遅れて参加したのでどなたがどのような乾杯をしたかわからないのですが「嵐に育つ若木に乾杯!」
そして今日は宮本百合子の命日でもある。
うららかな春は
きびしい冬のあとから来る
可愛い蕗のとうは
霜の下で用意された
戦後、百合子が好んで色紙に書いたこの詩を、心からの拍手とともに若い人たちに送ろう。
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