2012年1月21日土曜日

「身を削る覚悟」と言うなら「政党助成金の減額から」……『河北新報』社説に拍手

朝『河北新報』5面を開き社説欄に目をやると「政党交付金」「国費頼みでは程遠い一人前」の見出し。しばし引用させていただく(藤原)。

「身を削る覚悟」。政党の幹部や議員が最近、好んで口にする言葉だ。/…政治活動を税金に頼るという点で政党の自立を阻み、制度上もさまざまな問題点が指摘されている政党交付金の減額から初めてみてはどうか。…昨年は制度に反対する共産党を除いた9党で319億円を分け合った。/…政治活動の自由を保障するためとはいえ、使途の制限がないことも、モラルハザード(倫理観の欠如)を招いている。…政党が国費におんぶにだっこの「親方日の丸」体質にどっぷり漬かったまま、「改革」を口にするのは悪い冗談でしかない。大胆に切り込んでほしい。(以上『河北』社説)

民主党は、「衆院比例80人削減」を打ち出し消費税増税に国民の理解を得ようとしている。だがちょっと待て。80人削減で浮く金は…(藤原)

「議員1人当たりの諸経費は公設秘書3人の給与を合わせても年間約7,000万円で、比例定数を80人減らしたとしても年間56億円程度の節減にしかなりません。一方、政党助成金は年間320億円。これをなくせば、議員経費457人分を削減したことになります。…政党が本当に無駄の削減を考えるなら、政党助成金の削減・撤廃は直ちに実現できるはずです」(『赤旗』日刊紙2012年1月21日付2面)

消費税引き上げのために打ち出した比例定数削減はとんでもないすりかえで、少数政党を排除することがねらいだ。本当に「身を削る」というのならやはり政党助成金を廃止すべきだ。(藤原)

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