5月25日、『朝日新聞』朝刊に「ツタヤ図書館宮城も/多賀城市、委託の方針」
と掲載され、全国的に大きな話題となっている。これは、ささやかれてはいたが、
マスコミ発表の前に議会に説明するという慣例からすると、あり得ない報道で、現
地でも驚きをもって受け止められた。26日には『河北新報』も報道した。
5月29日午後2時から4時まで、多賀城市議会全員協議会で仙石線多賀城駅
前開発について説明会が行われた。当然、マスコミ報道の直後だけに質疑は「ツ
タヤ」問題に集中した。時間に制約があったので、私はいくつか絞って質問をした。
ひとつは「一体市当局は、いつ何の会議で、何を決めたのか」ということ。
当局から「5月27日の行政経営会議において、図書館を多賀城駅前に移転を
するということ」という答弁があった。つまり、マスコミ報道があったあと、あわてて
決定したということである。
ところで、多賀城市では特別に条例は制定していないから、所管は教育委員会
である。5月の定例の教育委員会は22日に開催された。しかし、図書館の移転問
題は議題になっておらず、ただ単に情報として報告されたに過ぎない。にもかかわ
らず行政経営会議で決定するのは、教育委員会を、ただ単に「市長の追認機関」
におとしめるものであって、地方自治体になぜ教育委員会が設置されているのか、
その意味を市長、教育委員会に強く問いたいと思う。
こんにちは。 仙南に住んでいるものです。昔、多賀城で働いていたことがありました。図書館の問題で突然多賀城が出てきたのでびっくりしました。 武雄の図書館問題をみてきましたが武雄のツタヤ図書館問題を調べれば調べるほどひどいです。
返信削除そもそもあのような雰囲気で武雄図書館以上の面積の大型書店が仙台都市圏にはいくつもあります。多賀城にツタヤ図書館をつくっても目新しくもなく特徴がない図書館になるると思います。
多賀城に必要な図書館とちがうと思います。