2013年7月17日水曜日

新多賀城ツタヤ図書館はもはや図書館ではない

◆CCCが考える図書館は――三階ぶち抜き、床から天井まで三層の超高架書架
 11日の記者会見に用意されたイラストにより、CCCが考える新多賀城ツタヤ図書館の概要も明らかになりました。
 それによると、新図書館は三階ぶち抜きで、床から天井までの超高架書架を三層にし、壁いっぱいにこれまでの図書館の蔵書を並べます。そして一階フロア―はツタヤの雑誌売り場やレンタル店、レストラン、カフェにするというものです。 超高架書架は武雄市でも問題になっていますが(高さ3・9㍍)、上の本は何の本か見えず、手にするのも巨大な脚立が必要になります。利用者の利便性と安全性はまったく顧みられていません。
 結局武雄市同様、これまでの図書館の蔵書はツタヤの景観づくりに利用されるということになりそうです。
◆数十億円もかけ「ツタヤ」以外に使いでのない建物にして良いのか
 CCCが考える建物は三階ぶち抜きで、二階三階フロアーは一部だけ…。数十億円もかけ、ツタヤ以外には使いでのない建物にしてよいのでしょうか。図書館は半世紀にわたり使用する施設です。本当にCCCに図書館の企画・設計をまかせてよいのか、いま一度、市職員、教育委員会、議会、市民みんなが冷静に考えるべき時ではないでしょうか。

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