日本共産党市議団は11日の記者会見を受け、次の見解を発表しました。
(1)図書館とは「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクレーション等に資することを目的とする施設」(図書館法第2条)であり、幼児からお年寄りまで、静かな環境のもとで安心して使用できる施設であるべきものである。ところが今、数十億円の巨費を投じつつ、菊地市長とCCCとの間で図書館から大きく逸脱する施設が造られようとしている。
(2)その一つは、図書館の中にツタヤの営業フロアーばかりか、カフェ、レストランも設置され、お酒まで提供される予定である。また利用者の利便や安全性は軽んじられ、超高架書架は武雄市のそれをさらにエスカレートさせ、三層にしようとしている。これはもはや図書館とは言い難く、図書館の蔵書に囲まれた書店とレストランというべきものである。
(3)いま問題だらけのこの構想が、議会や市民には真相を隠しつつ、「所管は教育委員会」と検討を委ねがらさっさと企画設計をCCCに委ねるなど、教育委員会をも愚弄し、武雄市以外の図書館を見たことがない市長により独断的に強行されようとしている。もし強行するなら、取り返しのつかない施設を造ることになると同時に、市と市民の関係もくずれ、市長も人間的信頼を失うなど大きな代償をはらう結果となることを指摘せざるを得ない。
(4)日本共産党多賀城市議団は心ある市民のみなさんと共同し、新図書館のCCCへの企画設計の依頼を中止するよう強く求めるとともに、問題の解明に引き続き奮闘するものである。
2013年7月12日 日本共産党多賀城市議団
予想としては酒の提供は無くなる。
返信削除武雄市の場合それは読書履歴の提供の中止だった。
センセーショナルな問題点に関して譲歩する。
そして「さあ、懸念は解消しました、多数決を取りましょう!」と進め、
その他の論点を曖昧にしたまま、深い議論をさせず押し切る。
まやかしの譲歩や問題解決に惑わされてはいけない。
http://blog.goo.ne.jp/jcpstmk/e/1594ef120f4b57ec8b0b8fc04fa410c6
返信削除譲歩があったというのはやはり私の予想通りといったところだ。(酒のみに限定したことは外れたが・・・)
そして回答するのはセンセーショナルな部分だけであり、「市側は答弁を避けました」のようにその他の論点には殆ど触れたがらない点もまさに予想通りだ。
特定の論点のみに言及し、それで全てが解決した風を装う”逃げ”を許さないために、問題点を箇条書きにしてでも一つ一つCCCが委託先として適切か、CCCが問題点を解決できるのかを議論していく必要がある。